内職での健康管理のための注意点

皆さんこんにちは。埼玉県さいたま市を拠点として、化粧品や文房具の梱包・配送・検品、雑貨製作などを請け負っている有限会社ツカサです。


自宅を長時間空けられない主婦の方や、自分のペースで仕事をしたいシニアの方などには、内職の仕事がおすすめです。内職は家内労働とも呼ばれ、主に自宅で作業をすることで、仕事中の様子が外部から見えにくくなります。このため、責任を持って仕事をこなすには、日頃から自分自身の健康管理をしっかりと行う必要があります。


この記事では、自らの健康を保ちながら内職の仕事をするために、知っておきたいポイントを解説します。




■内職ってどんなことをするの?



弊社が取り扱っている内職の仕事では、文房具組み立て・化粧品梱包・雑貨製作・検品などを行っておりますが、他に袋詰め・ラベル貼り・値札つけなどを請け負う場合もあります。内職は、原材料を受け取ったのち、決められた手順に従い自宅で手作業で行う仕事全般をさしています。


手作業で行う内職は、長時間座ったままになることが多いです。また、ずっと同じ姿勢で作業を行う点も、内職の仕事の特徴です。


内職の仕事は、上記で紹介したようにほとんどが単純作業であり、未経験であってもすぐに始められます。ひとつの作業に集中して、コツコツと取り組むのが得意な方に向いていると言えるでしょう。




■内職の健康リスク



内職は、誰でも手軽に始められるものの、仕事の性質からいくつかの健康リスクが考えられます。ここでは、特に気をつけたい健康リスクを見ていきましょう。



・長時間の座り仕事による心身への負担


日本人は、1日に座って過ごす時間が世界で最も長いことが分かっています。長時間座ったままで仕事をしていると、心身ともに大きな負担がかかるのです。


座ったままで体を動かさないと、筋肉を使わないことで代謝や血行が悪くなっていきます。その結果、肥満だけでなく心疾患や生活習慣病などの発症リスクが高まるとされています。さらに、近年の研究で、座り過ぎはメンタルヘルスにも影響を及ぼすことがわかっており、精神疾患や認知症などにつながると言われているほどです。



・無理な作業スケジュールによるストレス


プライベート空間である自宅で作業をしていると、仕事とプライベートの区別がつきにくくなります。自宅でやるから大丈夫と、少しでも多く作業をしようとして、スケジュールを過度に詰め込んでしまう場合があります。期日までに作業を終わらせるために、精神的にストレスを抱えながら作業をしなくてはなりません。


作業スケジュールを組む時には、急な体調不良なども考慮し、若干の余裕を見ておくと安心です。



・運動不足のリスク


座ったままの生活が続くと、運動不足の状態に陥ります。「心身への負担」でも触れたように、運動不足には筋力や代謝の低下、病気の発症リスクなどがありますが、その他にもロコモティブシンドローム(ロコモ)のリスクが高まるのです。


ロコモとは、運動不足による筋肉の衰えが原因で、骨折や転倒をしやすくなる状態を指します。寝たきりになってしまうと介護リスクも高まるため、注意しなくてはなりません。


ロコモの症状は、早い人では20代から進行する可能性もあります。筋肉を鍛えロコモを防ぐには、下半身を意識して運動することが大切です。




■内職での健康管理のための注意点



内職の仕事で健康管理に気をつけるためには、以下の点に注意することが大切です。



・作業環境を整備する


作業がはかどるための環境を整備し、体にかかる負担を減らすには、作業台やクッションなどに着目してみましょう。


作業台は、製品や道具などが十分広げられる広さを確保し、手元が暗くならないようライトなどを適宜使用しましょう。長時間座ることによる体への負担を軽減するため、椅子やクッションの活用もおすすめです。



・適度に休憩を挟みながら作業をする


手作業での内職は、体だけでなく手にも大きな負担がかかります。休憩を挟みながら作業するよう心がけましょう。


1時間に1回・5分休憩するなど、休憩するタイミングを自分で決めておき、メリハリをつけて作業をすると、負担軽減に加え作業効率も上がります。休憩中に簡単なストレッチを行うと、さらに効果的です。


座ったままで上半身・下半身をストレッチするには、体の側面を伸ばす・胸の前で手を押し合うようにして合掌する・足の指を地面につけたままかかとを上げ下げするなどの運動により、血行促進が期待できます。


手作業による腱鞘炎を予防するために、手首や指・手の甲などをほぐすのもおすすめです。手袋やサポーターを併用すると、予防効果がさらに高まります。



・自分でストレスを管理する


ひとりで黙々と手作業をする内職では、自分自身でのストレス管理も健康管理に含まれます。作業中にストレスが溜まってきたと感じたら、体を動かしたり深呼吸したりするなどして気持ちを落ち着けましょう。


体を動かす方法として、ストレッチの他にランニングやウォーキングなども効果的です。ストレスが発散できるだけでなく、心身の健康に大きく役立ちます。




■内職のメリット



内職の大きなメリットは、スケジュールを自分自身で決められる点です。空いた時間に自分のペースで働けるため、年齢に関わらず仕事ができます。休憩のタイミングや作業ペースなども、自分に無理がない範囲で設定でき、周囲の目を気にせず作業に集中できます。


手作業での内職は、特別な設備も不要であり、ご自宅に空いたスペースがあればすぐに始められる仕事です。


会社勤めではつきものの人間関係に悩まされない点も、自宅での内職における大きなメリットと言えます。自分の仕事に集中して取り組みたい人に向いており、分からない点があれば内職の発注元に連絡を取ると相談に乗ってもらえます。




■まとめ


内職は、働く時間や仕事量を自分で調節でき、自由度が高い仕事です。一方で、自宅での仕事であるがゆえの健康リスクも考えられるため、健康管理に十分気を配りながら仕事をすることが大切です。


内職の種類は幅が広く、対応できる年齢も幅広い働き方です。隙間時間を活用して仕事をしたいと考えている方は、ぜひ内職の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


有限会社ツカサでは、自宅を長時間離れられない主婦の方や、老後を迎え旅費を稼ぐために働いている内職スタッフが多く在籍しております。さいたま市西区に拠点があるため、さいたま市内であればご自宅まで資材を配達可能です。他にも、上尾市・川越市の一部など、配達区域を決めさせていただいております。マンションにお住まいの方は、マンションの1階もしくは駐車場まで資材をお届けいたしますので、ご希望の方はお申し出ください。


仕事の流れや納期を守っていただける方であれば、年齢制限は設けておりません。現在弊社では、妊娠中の方・子育て中の方・ご家庭の事情で外での就業が難しい方・シニアの方など、20代から70代の内職スタッフが活躍しております。ご自宅でペットを飼っている方も、製品に混入しないよう配慮いただければ大丈夫です。


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