【溜まってるかも、介護疲れ・・】みんな笑顔でいるために、適度な息抜き法

骨折をきっかけに寝たきりになってしまった母の介護を、主婦業と並行してきた。

その介護のスキマ時間には、内職の仕事を請け負うように。


夫の収入がかなり良いから、働く必要はないのではと家族から言われたものの・・

仕事をしていないことの社会的な疎外感は、いったん専業主婦になってみないとわからないみたい。


自分で稼げているという社会との繋がりと安心感が、介護の原動力にもなっている。



でも最近、終わりが見えない介護にかなり疲れが溜まってきたみたい・・・何か良い息抜き法、ないかしら?



このように、介護とスキマ時間の内職に従事しつつも、介護の疲れが表面化して悩んでいる方々に向け、適度な息抜き法をご紹介いたします。




■【息抜き法:マインドセット編】考え方や視点を変えるだけで・・心、軽やか



介護は、突然始まることが多い上、終わりもなかなか見えないものです。


複雑な人間関係・先が見えない不安・報われないという感情・毎日の介助などから、肉体的・精神的・経済的な負担は相当であり、苦しみを抱えながら介護をしている人も多いでしょう。

中には、介護うつを患ってしまう人もいるほどです。



介護が辛いと感じた時は、考え方や視点を変えてみてはどうでしょうか。


今までと違った目線で自分自身を見つめ直してみると、心が軽くなるかも知れません。



・介護という大仕事をこなす自分、褒めたおしちゃおう!


介護、これは誰にでもこなせるものではありません!


たとえ家族の介護であっても、毎日長時間携わっているうちに、ストレスが蓄積してしまうのは、無理もございません・・



介護には、忍耐力と謙虚な姿勢が求められると言われますが、介護者としてこれらの能力を毎日最大限発揮している方はとても素晴らしいんですよ!



中には、家族に介護をやってもらって当たり前と考えている要介護者もいます。


この場合、介護者はどれだけお世話しても満足してもらえないという、否定的な気持ちを抱えることもあるでしょう。



しかし、自分を否定する必要は全くありません!


まずは自分を労わりながら褒めたおしちゃいませんか!?


介護に必要なものは自己肯定感であり、自己肯定感が高まることで心に余裕ができます。



自分をしっかりと褒められるようになると、介護にも前向きに取り組めるでしょう。



・親の介護、義務じゃない。施設にお任せすることが親の笑顔になることも


民法上、要介護者に対して介護の義務があるのは、配偶者・兄弟姉妹・祖父母・父母・子・孫となっています。


ただし、ここでいう介護とは、身体的な介護ではなく、日常生活に最低限必要なお金を支援する行為=扶養を指します。経済的な支援をしていれば、身体的な介護は義務ではないのです。


義務は強制とは異なり、介護者自身の生活に余裕がある場合のみ発生します。


介護者の生活を壊してまで、介護をする必要はありません。


ただ、介護が必要な方に対して適切な手続きを取っていないと、介護放棄とみなされる場合があります。



万が一、介護が辛いと感じる場合は、介護のプロがいる施設にお任せするのもひとつの方法です。


離れて過ごすことで、施設へ面会に出向いた時にお互いが笑顔を見せられるようになるでしょう。



介護者・介護を受ける方の両方にとって、施設の利用がプラスに動くこともございます。



・「手抜き、いいじゃん。」最低限こなせばオッケー!完璧にこなさなくて、いいんだよ。。


多様な価値観が広がる現代でも、「手抜き=悪」という考え方を持っている人は少なくありません。


しかし、価値観の基準は人によって違うことも知っておきたいものです。


介護も家事も完璧にこなそうと、疲れた体にムチを入れながら頑張ることも、とても素晴らしい行為です。


ただ、固定観念に縛られてしまうと、次第に自分を苦しめることになってしまいます。



長く介護を続けるのに、無理は禁物です。


時には手抜きをして、「最低限こなせば、大丈夫!」と自分を程よく甘やかしてあげましょう!


疲れた日は夕飯をお惣菜に頼ったり、部屋にモップをかける回数を少し減らしたりするところから始めてみませんか。


介護中に、介護者が笑顔でいられる時間が増えたら、介護を受ける側も安心して過ごせますよ。




■【息抜き法:実践編】介護・内職・家事、これら以外で楽しい時間、作っちゃおう♪



介護・内職・家事と、忙しい毎日を送る中でも、ストレスをできるだけ溜めないようにするには、意識して息抜きの時間を確保することが必要不可欠です。


誰かのためではない自分だけの時間を確保し、しっかりと息抜きしましょう。



・【今すぐできる】介護の合間にホッと一息入れる方法


介護の合間にスキマ時間ができた時、すぐにできる息抜き方法にはどのようなものがあるのでしょうか。


笑顔で介護に取り組むために、いくつか考えてみましょう。



【短時間OK】インドアでできる趣味に、とにかく没頭して楽しもう!

短時間かつインドアでできる趣味であれば、スキマ時間を使ってしっかりと楽しむことができます。

例えば、読書・アクセサリー作り・お菓子作り・園芸・手芸・編み物・デッサン・イラスト・楽器演奏・歌唱・ドラマ視聴・アニメ視聴・ヨガ・ストレッチなど。



元々の趣味がなく、これから趣味を見つけようとしている方もいるかもしれません。


最近では、動画サイトを活用して、いろいろな趣味に取り組んでいる人達がたくさんいます。


動画を見ながらヨガやストレッチを行ったり、お菓子のレシピを覚えたりすることも多く、検索するうちに興味を持てる趣味がきっと見つかるでしょう。



普段、内職や家事と同じく介護を頑張っているのですから、スキマ時間に自分が好きな趣味を楽しむことに罪悪感を覚える必要はありません。


「楽しい」という気持ちがエネルギーになり、心の余裕もできることで、介護に対して前向きに笑顔で取り組めるようになるのです。



たまには介護を他人に任せ、外出を楽しみ切る!

いつも介護を頑張っているあなたも、たまには他人に任せてみましょう。

そして、外出して外の空気を吸うことで、大きくリフレッシュできます。


ひとりで出かけるのが好きな人であれば、カフェでのんびりとお茶をしたり美容マッサージを受けたりするのも良いでしょう。



忙しい毎日の中で、ぼーっとする時間を作るのはなかなか難しいものです。


外出先で何も考えずに自分だけの時間を過ごすことで、気持ちの余裕を取り戻すのも大切です。



友達と出かけたい場合は、おしゃれなレストランを巡ったり日帰り旅行に出かけたりすると、非日常的な時間を過ごせます。


いろいろな話に花を咲かせ、思い切り笑い合えば、日頃のストレスもすっきり!



夫や彼氏と、水いらずのデートに出かけるのも楽しいかもしれません。


特に夫が日頃の頑張りを一番近くで見ている存在で良き理解者でもある場合!

何気ない会話も心の癒しとなり、笑顔で過ごせるようになるでしょう。



心に余裕を持って日々の介護を行うには、介護から完全に手を離れる時間を作り、外出を楽しむことも、時には大切です。




■あなたの笑顔が、介護を受ける側の笑顔に! 自分のための息抜きが、親の笑顔に繋がるなんて!



皆さんは、「笑顔に勝る化粧なし」という言葉を聞いたことがありますか?


往年の大女優マリリン・モンローも、ほぼ同じ意味として「笑顔は女の子ができる最高のメイク」との言葉を口にしています。


日本のことわざでも、「笑う門には福来たる」というものがありますよね。



これらの言葉通り、自覚あるなしに関係なく、皆様も笑顔で周囲を笑顔にしていることもきっとあるのではないでしょうか。


介護を受ける側は、介護者に無表情で介護をしてもらうよりも、笑顔で楽しそうに介護をしてもらった方が嬉しいと感じる方もきっと多いでしょう。



いつも笑顔で過ごしている人の周りには、笑顔が集まる。



筆者はそう感じています。



学生の時、常に笑顔を絶やさない友人がいました。


その友人曰く、笑顔でいることでプラス思考になり、ストレス解消や免疫力アップなどの効果が期待できるそうです。


何でも、脳内に分泌されるホルモンの影響によるのだとか。


他にも、笑顔でいると顔の表情筋が刺激を受け、セロトニンやドーパミン・オキシトシンなどの神経伝達物質が分泌されるため、ポジティブな気持ちになると言います。



笑顔を絶やさないためには、息抜きをしながら普段の生活を充実させることが大切です。


この行動によって、心から笑顔を出せるようになるでしょう。


息抜きをすると、心に余裕ができて笑顔になり、その笑顔が介護を受ける親の笑顔につながる。


こんな素晴らしいことはありませんよね!



皆様もぜひ、積極的に息抜きして、自然と笑顔でい続ける生活を送ってみませんか。




■【まとめ】介護中にあなたがあなたらしく、笑顔でいることが、周りの笑顔に♪



介護をしていると、つい孤独を感じてしまう時もあるでしょう。


孤独を感じないためには、人と接することが大切です。

人と接することで笑顔が生まれ、周りの人にも笑顔が伝わっていきます。



また、今回紹介したように、適度な息抜きもしっかりと心がけたいものです。

息抜きを通じて心に余裕を持つと、相手に優しくなれるでしょう。





子育て・介護・闘病生活など、このような状況の中まとまった仕事の時間が取れず、パートにも就けないことに悩んでいる方々に・・


そのスキマ時間、内職で有意義に活用してみませんか?


扶養してくださる方に気兼ねすることなく、自分で稼いだお金を自由に使える喜びを実感できるかも。


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